小児口腔機能矯正
いくつあてはまりますか?
○いつも口を開けている
○口を閉じると梅干し状のしわができる
○クチャクチャ音をたてて食べる
○唇がよく乾く
○口臭が強い
○しゃべるときや食べるとき、舌が出る
○歯並びが悪い
○風邪を引きやすい
○集中力がない
口腔機能とは?
「口」には主に、呼吸をすること、食べること(咀嚼・嚥下)、話すこと(発声・構音)、表情をつくることの4つの機能があります。その機能の発育が正常でないと以下のリスクが高くなります。
- 免疫力の低下
- 慢性炎症の誘発(虫歯、歯周病、全身疾患)
- 生活への影響(食事、集中力、睡眠、言語)
- 顎顔面の発育不全
- 歯並びの不正
それを回避するために行うのが、「小児口腔機能矯正」です。
以下が小児口腔機能矯正を行う目的です。
- 正常な口腔機能の獲得
- 健康な小児育成
- 生涯における健康の獲得
- 正常歯列への誘導
- 抜歯矯正と永久保定の回避
- 矯正治療後の後戻りの予防
実際の治療
治療方法
- MFT(口腔筋機能療法)
- 姿勢の改善
- 筋機能矯正装置の使用
- 顎骨拡大、歯列拡大
費用
ステージⅠ(①~③):330,000円(税込)
ステージⅡ(④、ステージⅠを継続しながら):220,000円(税込)
MFT
「MFT」とは一般的に「Mouth Function Training(口腔機能トレーニング)」を指します。このトレーニングは、口腔機能を向上させるために行われるもので、歯科医師や歯科衛生士などの専門家と一緒にメニューを組んで実施していただきます。
親子で一緒に楽しくトレーニングしてみましょう。
MFTのメリット
- 表情筋が鍛えられ、自然で素敵な笑顔になる
- 食べ方がきれいになる
- 発音が改善する
- 正しい機能を身につけることで身体も正しい発育が期待できる
⇨歯列矯正を回避できる - 歯列矯正治療の後戻りを予防できる
- 歯列矯正治療をスムーズに進めることの補助になる
姿勢の改善
口腔機能や歯並びは頭位(頭の位置、バランス)に影響を受けます。そして頭位は姿勢に大きく影響されます。正しい口腔機能や歯列の獲得には姿勢の改善も必要です。ステージⅠでは姿勢の変化も観察し、適宜アドバイスをさせていただきます。
筋機能矯正装置
筋機能矯正装置とは、専用のマウスピース装置のことで、悪い歯並びの根本原因である口呼吸や舌の位置、飲み込み、姿勢などを改善し、正しい顎の発達により、キレイな歯並びを実現する装置です。
当院ではお子様の時期、状態に合わせた口腔機能矯正装置を提案させていただいております。
*MFTに使用する器具、筋機能矯正装置(治療進捗状況合わせて交換)は料金に含まれております。
拡大装置
口腔機能が改善されても歯が生えてくるにはもう少し顎や顔の成長が足りない、または口腔機能矯正の一環として、歯列・顎骨の拡大が必要になることがあります。ステージⅡでは歯列拡大装置、顎骨拡大装置を使用し、適切な顎顔面の発達を促します。
治療スタートの目安は6~10歳頃、終了の目安は永久歯列の完成までとなります。
永久歯列完成時に歯並びの改善がされない場合は矯正専門医での抜歯を伴う歯列矯正治療が必要になることがあります。
年齢や歯並び、習癖、身体の状態により、アプローチの仕方は様々です。
お子さまの明るい未来のために、検討してみたい、質問してみたい方は、是非、お気軽にご相談ください。現在の状態から適切な治療方法をご提案させて頂きます。